株式会社アドバンス

Plaster Casting

鋳造

素材を多様な型に流し込み試作製造する鋳造技術

ダイカスト品と同等品の試作品を石膏鋳造で実現

金型を使わず石膏で型を作り鋳造する仕組みにより、ダイカスト同様の試作品を製造します。マスターの微細な構造をそのまま反転して写し取ることが可能なため、薄肉形状やダイカスト同等レベルの精度がある試作品を短期間、低コストで製造できます。 砂材による鋳造では表面がざらつく難がありますが、石膏ではダイカスト同様の滑らかな鋳肌を得ることができます。 アドバンスでは、熟練の技術による裏付けと低圧鋳造法などの製法により高品質な鋳物を提供しています。

アドバンスの石膏鋳造が高精度・短納期・低コストの理由

アドバンス社内に存在するリソースと密接に連携しています。元となるマスターは光造形や3Dプリンター・切削加工など各部門が製作し、シリコンの反転型製造過程の材料や技術は同様の製法がある真空注型部門と連携しています。石膏から取り出した製品は石膏鋳造専門の熟練したスタッフが手作業により細部の最終仕上げを行います。二次加工では、高度な切削加工技術と最新マシンを持つ切削部門が必要な精度まで加工を行います。
石膏型を使い社内連携で生産するため金型(ダイカスト)加工と完成度が同等ながら、大幅に手間を省きコストを削減しています。
*ワークサイズは、最大450x450x150mm

加工難材の試作にも対応するアドバンス

アルミダイカスト材の中でも耐食性・靭性・陽極酸化性に優れたAC7Aは、鋳造性・切削性の点で難材とされてきました。アドバンスでは、AC7Aの石膏鋳造試作においても優れた性能を発揮しています。ダイカストに適したAC4B、AC4CH、ADC12に加え、ダイカスト用高熱伝導アルミニウム合金HT-1の材料、高延性ダイカスト合金シラフォント36にも対応可能です。

ADC12

アドバンスでは、ADC12のブロック材から切削加工による削り出しも可能です。ご用途や製造個数、ご予算などに合わせて切削加工・石膏鋳造・試作ダイカストの製法の提案をさせていただきます。

主な製法

石膏鋳造

石膏で型を作り鋳造する方法です。複雑な形状のもの、表面に微細な凹凸のあるものの鋳造ができるため、ダイカスト品の試作やダイカストレベルの部品の少数・小ロット生産に適しています。 砂型鋳造に比べ滑らかな鋳肌を得ることができます。

砂型鋳造

木型に砂などを入れ固めて型を作り鋳造する方法です。複雑な形状に対応しており、ダイカスト品の試作やダイカストレベルの部品の少数・小ロット生産に適しています。 石膏鋳造に比べ型の硬化時間が短くすみます。

試作ダイカスト

金型内に合金を圧入し、瞬時に成形する特殊な鋳造方法です。精密な寸法・正確な仕上がり、美しい表面、複雑な形状の製品が大量生産できます。石膏鋳造や砂型鋳造に比べ高価格で長い納期が必要になります。

試作品製造の最適化のご提案

高精度と短納期を両立させ開発リードタイムやコストの低減を図る。量産フェーズへのスムーズな移行支援を行う。
お客様からご提供いただくデータなどの設計情報を確認・検討し、最適な試作方法を提案することが私たちアドバンスの務めです。
素材や製法、精度や納期など、様々な条件から試作品製造全体を最適化するため、加工や設計に関する提案を行い、お客様の新製品開発を積極的に支援します。
アドバンスは試作品製造におけるリーディング・カンパニーとして最新・最高の技術とサービスでものづくりに貢献しています。

主な素材と製法・技術

製法・技術
素材

Cutting

切削加工

切削加工

アドバンスの得意分野です。最先端の5軸加工機を含め100台のマシンにより、高精度な製品を短納期で提供します。

Prototype Molds / Plaster Casting / Vacuum Casting

試作金型 / 鋳造 / 注型

試作金型 / 鋳造 / 注型

最短納期で対応の金型や樹脂型、石膏型や砂型など様々な型により、小ロットで低コストな製品を提供します。

3D Printers

3D造形

3D造形

金属と樹脂の積層造形は、特有な再現性とスピーディーな造形が魅力で、技術進歩により製造を一変させる可能性を秘めています。

SHEET METAL PROCESSING

板金加工

板金加工

軽量化と強度向上への課題検証やプレス加工品の深絞り形状にも対応、手加工と機械加工の組合せで短納期に製造します。

SURFACE TREATMENT

表面処理

表面処理

透明品への鏡面加工をはじめとし、試作製造の一工程として塗装・印刷・めっき・アルマイト処理などを行います。