樹脂材料で少ロットの試作品を創るときに最適な技術
射出成形は金型製作と専門の成型設備が必要なことから期間とコストがかかり、少量の試作品製造には向いていません。そのような場合は少量ロットに柔軟に対応できる真空注型をお勧めしています。
真空注型は、金型の代わりにシリコン型を用いて複製品を製造する工法です。
アドバンスは、シリコン型の製作に必要なマスターモデルを切削加工・3Dプリンター・光造形の各種製法によりスピーディーに製作し短納期を実現しています。
材料はABSグレード、PPグレード、POMグレード、ゴムグレード、透明、耐熱など豊富なバリエーションを用意しており、着色注型やインサート注型などのご要望も承ります。
真空注型法とは
真空槽の中にシリコン型をセットして減圧下で製品となる材料を流し込みます。
その後に常圧に戻すことで、大気圧の差を利用してシリコン型の隅々まで樹脂を押し流すことにより成型される技術です。
減圧下で一連の作業を行うことで、製品樹脂内の気泡が抜けシリコン型に隙間なく樹脂が行きわたり精密な複製品を得られることから、樹脂の試作品製造にしばしば用いられます。
低コスト・短納期かつ多数部品からなる試作品製造についても、ご希望の設計に合わせた最適な製法を提案します。