株式会社アドバンス

SHEET METAL PROCESSING

板金加工

素材を型で押さえることで希望の形状を作り出す技術

工業製品の多くは樹脂、金属、板金の組み合わせで作られていますが、試作品調達ではアセンブリされる部品を製法別に手配しなければならず、手間と時間がかかります。アドバンスでは、試作板金もパーツのひとつと位置づけ高度な技術力を備えた専門の工場と綿密に連携、品質と納期を一元管理しています。嵌合確認を当社で行うことで、納期だけでなく品質管理もカバーし多くのユーザーメリットを生み出します。

試作板金は、少量生産に適した手作業の技術力が求められます。アドバンスの試作板金は、経験・実績・技術のある信頼の高い老舗工場で製造されます。その匠の経験と技により、「超・手作り精密板金」を実現しています。

高品質を徹底的に追及した<絞り加工>

絞り形状を作り出す過程は非常に精緻で難しいため、数十年の経験を重ねた技術者の技が要求されます。量産時のようなプレス型ではなく、技術者の熟練の技による簡易積層型を用いた絞り加工で、少量生産への対応と短納期を可能にしています。

主な製法

プレス加工

専用の金型に素材をはさみ加工機を使って圧力をかけることで金型と同じ形に変形させる加工方法です。一度で複雑な形の形成ができるため大量生産に向いています。

ワイヤー加工

電極と材料の間に電圧をかけてワイヤーに放電を起こし、熱で工作物を溶かして切断する加工方法です。複雑な形状の加工が可能で、導電性の素材であれば強度や厚みに関係なく加工ができます。最小Rで加工することが可能です。

レーザー加工

高エネルギー密度のレーザー光を照射しさまざまな素材にマーキング・切断・彫刻などを行う加工方法です。素材に直接触れないため変形やクラックの発生を最小限に抑えることができます。

抜き加工

抜き型を素材に押し当てる事で様々な形状にカットする加工方法です。金型を使用しプレス機などの機械で加工します。

曲げ加工

素材となる金属を曲げて様々な形状を作る加工方法です。板金加工の重要な技術のひとつで、曲げの形状によって細かい技法に分類されます。

絞り加工

1枚の金属の薄板に圧力を加える(絞る)ことで凹ませ、継ぎ目がない容器状の形状を作る加工方法です。 深絞り加工やヘラ絞り加工などがあります。

溶接

2つ以上の部材の接合部を加熱または加圧することで母材(または溶加材)を溶かしたのち冷やし固まらせ接合部を一体化させる加工方法です。材料を問わず接合できるメリットがあります。

エッチング加工

材料に加工形状をマスキングし、不要部分をエッチング液などで除去する加工方法です。金型が不要で、変形、バリ・歪みなどがない高精度な加工が可能です。

試作品製造の最適化のご提案

高精度と短納期を両立させ開発リードタイムやコストの低減を図る。量産フェーズへのスムーズな移行支援を行う。
お客様からご提供いただくデータなどの設計情報を確認・検討し、最適な試作方法を提案することが私たちアドバンスの務めです。
素材や製法、精度や納期など、様々な条件から試作品製造全体を最適化するため、加工や設計に関する提案を行い、お客様の新製品開発を積極的に支援します。
アドバンスは試作品製造におけるリーディング・カンパニーとして最新・最高の技術とサービスでものづくりに貢献しています。

主な素材と製法・技術

製法・技術
素材

Cutting

切削加工

切削加工

アドバンスの得意分野です。最先端の5軸加工機を含め100台のマシンにより、高精度な製品を短納期で提供します。

Prototype Molds / Plaster Casting / Vacuum Casting

試作金型 / 鋳造 / 注型

試作金型 / 鋳造 / 注型

最短納期で対応の金型や樹脂型、石膏型や砂型など様々な型により、小ロットで低コストな製品を提供します。

3D Printers

3D造形

3D造形

金属と樹脂の積層造形は、特有な再現性とスピーディーな造形が魅力で、技術進歩により製造を一変させる可能性を秘めています。

SHEET METAL PROCESSING

板金加工

板金加工

軽量化と強度向上への課題検証やプレス加工品の深絞り形状にも対応、手加工と機械加工の組合せで短納期に製造します。

SURFACE TREATMENT

表面処理

表面処理

透明品への鏡面加工をはじめとし、試作製造の一工程として塗装・印刷・めっき・アルマイト処理などを行います。