アドバンスの品質管理体制
生産工程におけるチェックシートを用いた工程内品質保証をもとに、品質管理部が製品の最終検査を行います。万が一、最終検査で不具合が発見された場合には、直ちに品質管理責任者が生産部門に対して是正処置を要求します。製造現場は、発生した不良に関する報告・問題抽出・対策を話し合い改善策を打ち出して品質管理担当役員に報告します。品質状況は毎月代表取締役へ報告されます。
製造現場での品質管理
設計段階
お預かりした設計情報を設計のプロセスに乗せ、三次元CADを通じて要求に適合しているかをチェックします。
製造工程
製造工程の各段階で工程内検査を行います。試作品に求められる精度を測定し、要求事項に適合しているかを入念にチェックします。
完成品検査
品質管理課において、現場完成品を三次元測定機などでチェックする最終検査を実施します。
その時点で得られる
最新の検査技術と設備で対応
アドバンスは、生産工程において技術者による工程内検査を実施し、生産現場から不良を作らない「ものづくり」を推進しています。
最終検査では、温度・湿度管理された検査室で専任の検査員が三次元測定機や測定顕微鏡などを使用しながら1/1000mm単位の測定を実施し、クライアントの要求にそった製品が製作されているか丁寧に検証を行っています。
不良を発生させない仕組み作り
品質管理部では不具合内容を16項目に分類し、発覚した不具合に関して日々加工現場にフィードバックし、原因を分析し改善を行っています。さらに品質管理部で、不具合の傾向を分析して潜在的な不具合を予防する取り組みも行っています。
アドバンスでは品質管理を1セクションだけの問題と捉えず、会議を通して全グループで情報を共有し品質を向上させる体制を構築しています。
5S推進活動
国内・海外のグループ工場では、5S【整理・整頓・清掃・清潔・躾】活動を通じて工場の隅々まで機密性保持と安全・安心を保証する環境を整えています。工作機械や測定器具の取り扱い、整理整頓をはじめとして、ミスの発生や品質低下につながる可能性のある行動の習慣化を防ぎ、常に一定水準の品質をお客様に安心して届けられるよう、すべての部門で徹底しています。
セキュリティ対策
入退室管理の徹底
静脈認証やセキュリティIDなど、複数システムを併用し強固な物理的セキュリティを確保。さらにお客様のデータに関する部門には権限のある関係者のみが入室できるようにするなどの徹底した物理セキュリティで管理しています。
情報セキュリティ
基幹系システムをはじめとするシステムのデータ保護を徹底。万が一のシステムトラブルへの対応として拠点間相互バックアップなどの仕組みも完備しています。
情報の廃棄管理
お客様からお預かりした情報は基本的に返却していますが、お客様からのご依頼により廃棄が必要な場合には、専門業者と秘密保持契約を締結した上で溶解処分を実施しています。
人為的情報漏洩の防止
本社工場をはじめとする拠点では、通常より多くの監視カメラによる24時間監視体制を確立。さらにすべての従業員はプライベート携帯電話などの使用を禁止とし、万が一の情報漏えいを未然に防止しています。
セキュリティ意識の向上
すべての従業員は情報セキュリティに関する教育の受講が義務付けられ、情報セキュリティの重要性の理解を進めるとともに、定期的な知識のアップデートを継続しています。