企業のイノベーションを支える試作品づくりという仕事
世の中には様々なモノづくりの企業がありますが、その中でも私たちは「試作品づくり」に特化しています。
あらゆる製品は開発段階で幾度となく試作が重ねられ、
機能性や安全性など多くの条件をクリアした後ようやく市場に送り出されます。
自動車や航空機、医療機器、ロボットやロケットに至るまで、世の中を支える様々な分野の製品開発に、
私たちの手がける試作品は不可欠なのです。
未来をつくる一員として責任と誇りを持ち、日々モノづくりに取り組んでいます。
技術部門座談会
常に新しい技術や高い品質で顧客の要望に応え続けるエンジニアが、
モノづくりにおける各々の考えや会社について語りました。
株式会社アドバンス
取締役
沖野 正広Masahiro Okino
大学卒業後アドバンスへ入社。入社から約3年で主任に。その後沖縄拠点の指導担当や量産製造立ち上げに従事する。
株式会社アドバンス
取締役
高野 和希Kazuki Takano
福利厚生の充実した会社を求め転職活動中に、アドバンスを見つけ入社。入社から約5年で主任となり、その後に係長、課長代理、品質管理課長を歴任。現在は製造統括責任者を務める。
株式会社アドバンス
執行役
寺田 稔Minoru Terada
高校卒業後はものづくりをしたいと学校へ相談したところ、アドバンスを紹介され入社。工場で加工機械の操作、機械を動かすためのプログラムを作成する業務を担い、主任、専任課長を務める。現在は、製造技術部に従事する。
試作品づくりという仕事とそのおもしろみ
普段の仕事について教えてください
普段は生産管理を行っています。その内容は主に営業部とのやりとりで、営業が受注してきた案件を加工現場に落とし込んでいくための入り口となる仕事です。営業から納期などの相談を受け、加工プログラムや製造機械の予定を調整しています。
受注案件をどう加工現場に落として機械の予定を組むか、いかに機械稼働率を高めるか。加工時間の見積もりが結果と合致すると自信にもなります。私は管理者ですので、自部門の売上げを達成した際に至福の喜びを感じます。
私は沖縄製造部門の責任者として、沖縄で加工する案件の管理をしています。沖縄工場との普段のやりとりはテレビ会議ですが、技術指導などを行うため現地まで足を運ぶこともあります。プログラミング工程のリソースが不足するときには自ら支援に入るなど、幅広い業務を楽しんでいます。
私が務めている品質管理部では、完成した製品をお客様へお届けする前に、ご要望通りに加工できているか検査し、品質を保証する業務を担っています。
お客様や製品によって要求される品質精度は異なり、検査方法も様々です。そのため、品質管理の責任者として営業に同行してお客様のもとへ伺い、ご要望に応じた検査方法の提案を差し上げることも私の仕事です。また、ある時は製品を製造工程から検査工程までスムーズに移管させるため、加工を手伝うなど現場で作業することもあります。
この仕事のおもしろみは、やったことのないことを求められることです。未経験なことにチャレンジするため、様々なことを調べ、工夫して、お客様のご要望に応えられる試作品が完成したときには大きな達成感が得られます。
失敗があるからこその喜び
印象に残っている仕事を教えてください
自動車のヘッドライト製品の案件を担当したとき、当時は会社としても初めての取り組みだったため、最初は失敗続きで上手くいきませんでした。しかし、試行錯誤を繰り返し、全員で協力して遂に完成、納品ができたときには大きな喜びを味わいました。
私も同じようなことを経験しました。苦労して完成させた製品を街中や空港などで目にしたとき、この試作品を作ったなと、納品時の喜びが蘇りますね。そんな嬉しさと、充分に機能しているかという心配が同時にわきあがります。
昔は上手くいかなくて夜通し取り組んでいたこともありましたが、最近はノウハウがついてきて同様の大変な仕事もそれほど苦労せずに納品することができています。今、昔を振り返ることができているということは、自分も会社も成長しているということなのだろうと思います。
部門問わずリスペクトしあえる関係
仕事で気をつけていることなどを教えてください
スムーズな連携とチームワークが必要になるので、働くメンバーはお互いリスペクトしあえる関係でありたいと思っています。例えば、営業との関係性において、私たちはものづくりのスペシャリストで、営業部門の方々は仕事を受注してくるスペシャリスト。どちらが欠けても成立しないので、お互いの領域で役割に責任を持ちつつ、いつも接する相手に感謝するように心掛けています。
そうですね。私も特に営業部との接点が多いので、ときには営業の方々が少し厳しい要求の案件を引き受けてくることもありますが、それに対しては最善を尽くそうとプロ魂が燃えますね。
部門間の連携では、トラブル発生時など拠点長や各部門長がすぐに挙手して集まり、問題解決に向けて知恵を持ち寄ります。同じ拠点で働いていると、特に仲間意識も高くなりますね。
アドバンスのこれから
本社工場が完成し、今まで離れていた拠点が集まったことで生まれたメリットと、今後期待していることを教えてください
今まで他拠点にしかなかった機械が拠点の統合で本社工場に集約されたことにより、出荷までのスピードが確実に上がりました。
また、旧青梅工場の金型・鋳造の工程は、旧志木工場の金属切削や注型の工程と似ており、メリットを共有できることが多くあります。これからさらにお互いのノウハウがどう融合していくか、とても楽しみです。
これまで経験したことのない製法も間近で見ることができるようになり、我々にもその技術を取り込んでいくことができるようになったことが、とても刺激的です。営業部門も近くなったので、よりお客様の声を身近で聞くことができるようになり、情報共有も早くなりました。今後この環境をどう活かしていけるかは、我々の発想次第だと思います。
技術面のメリットとして実感している部分は二人と同じです。他には、モノの移動というタイムラグがなくなったぶん、製品の動きがスムーズになったと感じています。品質を変えず、さらに短納期で提供できるようになったことは、とても大きなメリットだと感じています。
将来一緒に仕事をする人たちへ
一緒に働く人たちへ向けてメッセージをお願いします
仕事なので、当然辛いことは多々あります。それでも、その辛い中で楽しみを見つけられる人は強いと思います。当社は実力主義なので、やる気を持って取り組んでいれば必ず見ていてくれる人がいます！
自分なりの夢や目標を持って取り組める人と良い仕事がしたいですね。車が欲しい、旅行をしたいなど、どんな目標でも構いません。目の前の目標に向かって日々取り組める人は、いずれ大きな結果を出すと思います。チャレンジしたい気持ちがあれば、この会社にはチャンスがたくさんあります。是非、意欲を持って入社してきてください！
向上心を持って仲間と一緒にやっていくという意思のある人なら、経験も学歴も関係ありません！共に頑張っていきましょう。